若返りの秘薬!ビタミンCの実力と効果。
ビタミンCといえば、美肌や疲労回復に欠かせない栄養素としておなじみですが、近年ビタミンCのもっと驚くべき実力がわかってきたのだそうです。
その実力とは「老化防止」なんだそう!
アンチエイジング物質として最強とも言えるビタミンC。先日観たテレビ番組の内容をまとめておきます。
*9/7/19'追記しました
- ビタミンCは即効性が高い
- ビタミンCを消費しやすい生活習慣
- ビタミンC不足で寿命が4分の1に
- 寿命が縮まるキーワードは「サビ」
- 活性酸素VS抗酸化
- 若さのためにはビタミンCを10倍摂れ
- ビタミンCをたくさん摂ると副作用が心配!?
- 〇〇を飲む女性は若々しい
- ビタミンCの実力と効果まとめ
ビタミンCは即効性が高い
人には老化スピードというものがあって、これは測定をすることが可能なんだそうです。
そしてこの数値が大きいほど老化するスピードが早いんだそう。ただ残念なことに専用の機械がなければ測定することは不可能なんですが、東海大学の大学病院では抗加齢ドックを開いていて、そこでは測定可能なんだそうです。
その東海大学の西崎泰弘教授協力のもと、この専用の機械で測定して非常に数値が悪かった人で実験が行われました。
数値が悪かった人にビタミンCが1000mg入った飲み物を一気に飲みほしてもらって、1時間後にもう一度測定したところ、老化スピードの数値が1時間で半減したんです。
なんという即効性でしょう!
ビタミンCは吸収されやすい物質です。それから水溶性ビタミンなので、血中に回ってカラダのよくないところに到達することができるので非常に即効性が高いのです。
(西崎教授)
ビタミンCを消費しやすい生活習慣
以下のような生活習慣は、ビタミンCを大量に消費するのだそうです。
✅飲酒する
✅喫煙する
✅甘いものをよく食べる
✅汗をかくような激しい運動をする
✅常に薬を服用している
✅よく風邪をひく
◆なぜお酒を飲むとビタミンCが消費されるのでしょうか?
「アルコールが肝臓に入っていく。それを代謝する時に、ビタミンCを消費します。一緒に食べ物でビタミンCをとりながらアルコールを飲んだ方が、お酒だけ飲むよりはずっといいと言われています。
(西崎教授)
◆なぜ甘いものをよく食べると、ビタミンCが減ってしまうのでしょうか?
糖質の代謝自体で、ビタミンCは消費されます。甘いものを多く食べると、ビタミンCが消費されやすい不利な状況になっていくのです。
(西崎教授)
◆なぜ汗をかくような激しい運動をするとビタミンCは減ってしますのでしょうか?
実は汗にはビタミンCが含まれているんです。運動して汗をかくのはビタミンCを垂れ流しているということになるのです。
(石神研究部長)
特に夏は汗をかきやすいため、ビタミンCが不足しがちになるそうです。
前出の石神研究部長(東京都健康長寿医療センター研究所研究部長/石神昭人さん)は、ビタミンCの摂取方法について下記のようにおっしゃてました。
なくなることを前提に、前もってとった方が効果的です。汗にも出ますし、運動するとビタミンCが極端に減って行きますので、あらかじめ補っておいた方がいいと思います。
(石神研究部長)
ビタミンC不足で寿命が4分の1に
ここでは詳しい内容は割愛しますが、ビタミンC研究の第一人者、東京健康長寿医療センター研究所の石神研究部長がマウスを使ったビタミンC不足の実験を行った結果、「ビタミンC不足は寿命を4分の1にしてしまう」という衝撃の事実がわかったそうです。
寿命が縮まるキーワードは「サビ」
一体「サビ」とは何のでしょうか。またそもそもカラダの老化とはどういうものをいうのでしょうか?
老化とはカラダを作っている、1つ1つの細胞が年を取るのに従って働きが落ちてくる。するとその細胞たちが作っている、組織、器官、臓器の働きも落ちてくる。これが老化です。
その最も大きな原因と考えらえられているのが酸化、つまり「サビ」です。細胞1つ1つ働きが落ちれば、当然エネルギーを作る速度は落ちてきますから、疲れやすくなるのです。
(東海大学石井直明教授)
活性酸素VS抗酸化
私たちが思っている以上にビタミンCは必要なようです。
ビタミンCには老化の原因、カラダのサビを食い止める力があるということです。それを示すために番組内ではリンゴを使った実験がなされました。
画像引用元:NHK公式サイト
リンゴをカットしたものを、そのままの状態のものと、ビタミンCにつけたものの6時間後の画像です。
そのまま放置しておいたリンゴは表面が茶色く変色しています。
空気中の酸素が表面を酸化させているということです。カラダの中では活性酸素が同様に酸化させることになります。
(石井教授)
ビタミンCで老化を食い止められるという証拠ですね!
これはまさしくビタミンCがカラダの細胞にできるサビ、酸化を防いでいるということです。 カラダの中は水分で満たされている。そこにビタミンCがあれば、これと同じ状況です。
(石井教授)
若さのためにはビタミンCを10倍摂れ
厚生労働省は健康のためにビタミンCを1日100mg摂取するべきとしています。
ですが番組に出演されていた3人の先生方は、10倍の「1,000mg」必要であるとおっしゃってました。
ビタミンCを日常的に多く摂る方法は、新鮮なあまり手を加えてない野菜、あるいは果物を摂ること。それから緑茶を多く飲んでいただくということが重要だと思います。
(東海大学西崎教授)
基本的には食べ物から摂った方がいいと思いますが、1,000mg摂るというのはなかなか難しいので、サプリメントや飲料から摂るのがいいと思います。
(東京都健康長寿医療センター石神研究部長)
肝心なのは、みなさんの細胞1つ1つを強くすること。細胞を強くするためにはビタミンCだけでなくて、カラダに必要な栄養素をバランスよく摂るということが重要だと思っています。
(東海大学石井教授)
ビタミンCをしっかり摂っていても、体内に活性酸素が増えればその除去のためにどんどん消費されてしまいます。
そしてその消費が意外に早いのだそうです。
ビタミンCは私たちのカラダの中のさまざまな臓器や血液中に含まれていてます。
ストレス社会と言われる現代では、通勤電車に乗るだけでもパソコン作業をするだけでも活性酸素が発生します。その分多くのビタミンCが消費されるのです。
10倍のビタミンCを勧める理由
またビタミンCは、カラダのさまざまな場所で全く違った役割をになっているのです。
その一つは美肌を守ること、ビタミンCは活性酸素を防ぎ、コラーゲンも作るという二重の働きをして肌を守ってくれています。
またカラダの中で最もビタミンCが多く存在するのが副腎という場所。
ここでビタミンCはアドレナリンというホルモンを作るのに使われます。
アドレナリンは私たちのやる気や活力を生み出すホルモンです。元気であるためにはビタミンCが大切です。
逆に不足してアドレナリンが十分に作られないと、元気さのもとを失って時にはうつ傾向になってしまうそう。
元気さを失うとその結果、人は老けて見えてしまうのだそうです。
この美肌と元気さという2つは、人を若く見せる重要なポイントです。ビタミンCは人を若く見せる秘薬なのです。
ビタミンCをたくさん摂ると副作用が心配!?
◆ビタミンCを大量に摂ることに問題はないのでしょうか?
ビタミンCは水溶性ビタミンなので、多く摂ってもお小水から排泄されて蓄積されません。黄色に着色加工されたビタミンCを摂っている人はおわかりだと思いますが、お小水が黄色くなるので排泄されているのがわかると思います。
◆1,000mgも摂ったら副作用はないの?
今まで報告されている副作用で1回に8,000mg摂ったら下痢をしたという人がいたそうです。それくらいの副作用しかないようです。
実は私、ずっと1日に2,000mgのビタミンCを摂っていた時期がありましたが、私の場合は特に何も問題がありませんでした。
用法・用量に2g(2,000mg/1日量)って書いてあったんで、何も考えずに摂ってました(笑)
◆ 1回で摂るのはダメ?
ビタミンCは多く摂れば摂るほど吸収能力が下がってくるので1回に摂らないで少量をこまめに摂った方がいいです。
ビタミンCは多量に摂ってもすぐに必要のない分は排泄される性質があるため、せめて朝晩と分けて摂取した方がいいです。
〇〇を飲む女性は若々しい
ビタミンCを含む食材は色々とありますが、代表的なのが柑橘類などの果物や緑黄色野菜ですよね。
ですがそんな食材を差し置いて、ダントツ1位なのが緑茶(せん茶)なんだそうです。
画像引用元:NHK公式サイト
実は緑茶はビタミンCが豊富で、そんなお茶の抗酸化力に大きな注目が集まっています。
番組内ではお茶の生産地、鹿児島県南九州市を訪ね、そこのおばあちゃんたちの肌年齢を測定したところ、実年齢平均80,3歳→肌年齢68,4歳という結果が出ていました!
みなさんお茶が好きで、1日に朝、10時、お昼、15時、夕食後と1日中飲んでいて、多い時で1日2リットルぐらい飲むこともあるそうです。
また飲むだけではなく、料理に茶葉を活用したりもするそうです。
また簡単にできる冷たい水出し茶の作り方も紹介されてました。
【水出し茶の作り方】
2リットルの容器に茶葉を大さじ3杯ほど入れ、水を入れて冷蔵庫に一晩入れておくだけ。
2〜3回お茶をいれた茶がらも、ビタミンCはおよそ60%は残っているそうです。
ビタミンCの実力と効果まとめ
今回ビタミンCのその実力と、思っている以上に私たちに必要であるということ、そして美肌だけではなく寿命にさえかかわる大事な栄養素だということがわかりました。
人間はその昔、ビタミンCをカラダの中で作れたそうですが、1万5000年前に突然変異でカラダの中でビタミンCが作れなくなったんだそうです。
今や食材などからビタミンCを摂るしかない私たちですが、1,000mgどころか100mg摂取するのも意外に難しいことなので、緑茶を飲んだりサプリを取り入れたりして積極的に摂っていきたいですね。
私は岩城製薬のアスコルビン酸をずっと摂ってましたが、このところ色々他のものを試していたらいつの間にか飲むのを忘れてたのでまた再開しよう!
アスコルビン酸はドラッグストアなどで2000円ちょっと(200g)で購入できます。これで3ヶ月ぐらい持つのでコスパは最強です。
ただ甘みはまったくなく、酸っぱいだけなので飲みづらい人もいるかもしれません。
飲みやすいように甘みをつけてチュアブル錠や錠剤、顆粒で売っている大手製薬会社のビタミンCもあるけれど、割高なんですよね・・・
酸っぱいのが大丈夫な人にはアスコルビン酸オススメです♪
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最後までお読みいただきありがとうございました。